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> 建築家・安藤忠雄氏と秋田との関わり

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2011.07.18
 秋田市中通の再開発地区に建設予定の新県立美術館の設計は安藤忠雄氏であるとのことだが、秋田との関わりは極めて薄い方のようだ。2008年5月に北秋田市で開催された全国植樹祭の式典会場の設計を担当したが、その2年前の2006年5月に秋田市の県民会館で開催された経済・文化フォーラムにパネリストとして参加している。その際、秋田の印象について問われ、「何もないところですね」と語っていたとのことだ。(参加者の話)県によって設計者の選定コンペもなく選ばれた安藤忠雄氏だが、残念ながら、秋田についての認識はその程度のものであったようだ。それ以前に秋田との関わりはない方のようだ。秋田県の担当者は、2006年5月中旬に全国植樹祭の件で安藤氏と会っているが、その直後にあたる5月29日に県庁若手職員有志によるプランという事で藤田嗣治作品の移設案(県立美術館移転案)が発表されている。この案がどういった経緯で出され、誰かの関与があったのかどうか疑問が持たれる。また、今回秋田で予定されている建物は、秋田の冬場の積雪を考えていないようなもので、2階部分屋上にプールのように水板を張るものだと言う。同じように「水」を題材にした安藤氏設計の美術館がある中国地方の町の住民は、安藤氏の美術館を「無機質、冷え冷えとした感じ」と語っている。機能的でない、無駄が多いなどの意見も聞く。この美術館が必要なのか秋田市民、秋田県民もよく考える必要がある。


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藤田嗣治は、壁画「秋田の行事」が完成した当時から、美術館は、自然光による採光形式にしたいという意向を持っていた。
1963年、平野政吉の親族に渡した美術館のイメージ図にも、壁画を大空間に展示し、上方から自然光を取り入れるよう描かれている。
1966年5月、美術館建設の報告に訪れた平野政吉に、美術館の屋根は採光の形式にするよう、助言している。

(参照 … 発見された「幻の藤田美術館」の設計図と、現県立美術館への藤田の助言を示すメモと手紙
平野政吉美術館(秋田県立美術館)の採光について
開催中の企画展「藤田嗣治の祈り 平野政吉の夢」 …… 「なぜ この美術館が閉館なのか?」という疑問

(2015年9月)



新県立美術館に移された「秋田の行事」を観た方々から、

以前より展示室が狭くなった。
「秋田の行事」が、窮屈で縮んで見える。
階上の左右から見ることが出来なくなった。
照明の照り返しがきつい。
2階から見ると目線から高すぎる。3階から眺めると壁画が低すぎる。
展示室に奥行きがなく、この壁画の迫力が全く感じられない。
以前は圧倒するほどの存在感があったが、この絵の輝きが失われた。
新しい建物の現代的な感じと秋田の行事が違和感ある。
あそこへ行きさえすれば、という大きな拠り所が失われた。

などの声が上がっています。
(2014年2月)




 「秋田の行事」は8月31日に、平野政吉と藤田嗣治が一体となり建てた現県立美術館(平野政吉美術館)から移設されました。これは、世界に誇れる貴重な文化遺産を崩壊させる、非常に愚かな行為であり、一秋田県民として、強く非難致します。
(2013年8月31日)



 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、建物を活用を検討していながら、2013年6月30日で閉館扱いとなりました。
 平野政吉と藤田嗣治が一体になり、実現させた現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、後世の人々、美術愛好家、若者達、藤田嗣治ファンのためにも残すべきです。
(2013年8月1日)



 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室は、「秋田の行事」のためにレオナール・フジタ(藤田嗣治)が助言したものです。
 

 ― 藤田は、「秋田の行事」を礼拝堂のような大空間で観るよう助言し、建物の上方から自然光を採り入れ、壁画に降り注ぐよう助言しました。また、壁画を床から1.8メートルの位置に上げ、両端を少しずつせり出して据え付けたのも、臨場感を狙い、藤田がこの絵に最も良い展示方法を指示したものです。藤田の理念が強く反映されている美術館、展示室は後世に伝えていくべきです。
(2013年5月15日)


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