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> テレビ東京「美の巨人たち」で 藤田嗣治「秋田の行事」が放送されます

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2012.06.21
 俳優・小林薫さんのナレーションで、1枚の絵(彫像、建築物)にスポットを当て、そこに秘められたドラマや謎に迫る、テレビ東京の番組「美の巨人たち」(毎週土曜日、夜10時00分~夜10時30分)で、6月23日、秋田市平野政吉美術館の藤田嗣治「秋田の行事」が放送されます。
 藤田嗣治はパリを舞台に、透明感溢れる「乳白色の肌」で一世を風靡しましたが、秋田の地で描いた大壁画「秋田の行事」は、雪の白、空の青、祭りの赤といった色彩鮮やかな描写へと変化しました。その変化に秘められた謎、大壁画に込められた藤田の思いに迫ります。
 「秋田の行事」は、1937年(昭和12年)、制作依頼者で、収集家であった秋田市の平野政吉の米蔵で描かれ、1967年(昭和42年)にこの絵のために建てられた平野政吉美術館(秋田県立美術館)に収蔵、公開されています。 
 縦3m65cm、横20m50cmもある大壁画で、「門外不出」の作でもあります。テレビ放送されることも非常に稀です。
 テレビ東京系列の局などで放送をご覧になれる地域の方は、是非ご覧ください。秋田など、視聴できない地域の方は、BSジャパンで、毎週日曜日の夜7時30分~8時00分に、遅れて放送される場合があるので期待しましょう。



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藤田嗣治は、壁画「秋田の行事」が完成した当時から、美術館は、自然光による採光形式にしたいという意向を持っていた。
1963年、平野政吉の親族に渡した美術館のイメージ図にも、壁画を大空間に展示し、上方から自然光を取り入れるよう描かれている。
1966年5月、美術館建設の報告に訪れた平野政吉に、美術館の屋根は採光の形式にするよう、助言している。

(参照 … 発見された「幻の藤田美術館」の設計図と、現県立美術館への藤田の助言を示すメモと手紙
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(2015年9月)



新県立美術館に移された「秋田の行事」を観た方々から、

以前より展示室が狭くなった。
「秋田の行事」が、窮屈で縮んで見える。
階上の左右から見ることが出来なくなった。
照明の照り返しがきつい。
2階から見ると目線から高すぎる。3階から眺めると壁画が低すぎる。
展示室に奥行きがなく、この壁画の迫力が全く感じられない。
以前は圧倒するほどの存在感があったが、この絵の輝きが失われた。
新しい建物の現代的な感じと秋田の行事が違和感ある。
あそこへ行きさえすれば、という大きな拠り所が失われた。

などの声が上がっています。
(2014年2月)




 「秋田の行事」は8月31日に、平野政吉と藤田嗣治が一体となり建てた現県立美術館(平野政吉美術館)から移設されました。これは、世界に誇れる貴重な文化遺産を崩壊させる、非常に愚かな行為であり、一秋田県民として、強く非難致します。
(2013年8月31日)



 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、建物を活用を検討していながら、2013年6月30日で閉館扱いとなりました。
 平野政吉と藤田嗣治が一体になり、実現させた現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、後世の人々、美術愛好家、若者達、藤田嗣治ファンのためにも残すべきです。
(2013年8月1日)



 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室は、「秋田の行事」のためにレオナール・フジタ(藤田嗣治)が助言したものです。
 

 ― 藤田は、「秋田の行事」を礼拝堂のような大空間で観るよう助言し、建物の上方から自然光を採り入れ、壁画に降り注ぐよう助言しました。また、壁画を床から1.8メートルの位置に上げ、両端を少しずつせり出して据え付けたのも、臨場感を狙い、藤田がこの絵に最も良い展示方法を指示したものです。藤田の理念が強く反映されている美術館、展示室は後世に伝えていくべきです。
(2013年5月15日)


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